図面電子化サービス

図面電子化サービスとは

「図面電子化サービス」は、A0サイズまで対応可能な高解像度スキャニングに加え、図面管理台帳の作成や、
図面を中心に他の情報と連携させて業務を効率化できるデータ活用基盤の提供までを一括でご支援します。
図面を「探せる」だけでなく「活かせる」状態にし、スペース削減とともに、部門横断での情報活用を加速させます。 

図面と書類
図面の電子化
(A0サイズまで)
キーボード入力
図面管理台帳の
作成
デジタル 操作する手
データ活用基盤の
提供

サービスの特徴

01  

図面の電子化(A0サイズまで)

  • 大型図面はA0サイズまで対応可能。観音製本タイプの電子化もできます。
  • 紙の劣化が著しいもの、紙質が固いものなども対応可能です。
  • 電子化している間、図面を使用したい場合は、一時返却などの対応も可能です。
図面と書類
キーボード入力
02  

図面管理台帳の作成

  • 電子化したPDFなどの画像ファイルから、検索しやすいようにファイル名や管理番号(図面番号)、表題欄などの属性情報をデータ化します。
  • 属性情報から、図面管理台帳をExcelやAccessDBで作成します。
03  

データ活用基盤の提供

  • 図面番号など紐づけるキーがあれば、その他の情報と連携させ、図面に関連する仕様書や見積書、BOMなどを横断的に検索・参照・活用できるデータ活用基盤を提供します。
  • 当社が提供するデータ活用基盤は、SharePoint、Box等のクラウドストレージから、ファイルサーバーまで、複数のストレージに散在する図面やデータを、横断検索で簡単に見つけ出すことができます。
デジタル 入力する手

電子化フロー図

電子化作業は以下の流れで行います。
図面の引き取り・返却、納品は、弊社社員による専用便で行います(原則、一都三県の対応)。

図面電子化サービスのフロー図

図面をもっと活かす ─ データ活用基盤のご紹介

図面番号などのキー情報があれば、図面と関連するさまざまなデータをひも付け、
部門をまたいで一元的に検索・参照・活用できる環境を構築できます。
たとえば製造業における部品図面では、部品IDをキーにして、仕様書、製品情報、部品表、修理情報、コールセンターでの
お客様の声などを連携させることで、製品ライフサイクル全体を通じた情報の可視化・活用が可能になります。
データ分析基盤の仮想統合説明図

図面電子化<実績例>

当社では、製造業・建設業など、さまざまな業界のお客様から電子化のご依頼をいただいています。
大量の紙図面のスキャニングから、属性情報の入力まで、目的や運用に応じて柔軟に対応してきました。
ここでは、過去のご依頼内容をもとに、図面電子化の具体的な活用例をご紹介します。

会社

書類名

数量

作業詳細

自動車メーカー
A社様

特許出願資料
(メモ書きからA2サイズの図面まで
様々なサイズの書類が混在)

約180万枚

電機メーカー
A社様

設計図書

約600万枚

  • BCP対応で、設計図書などの重要書類を約600万枚電子化
  • 社外への持ち出しができないため、客様社内に場所をお借りし、
    15名体制で電子化作業を実施
  • 電子化したデータは複製をとり、それぞれ別の事業所に設置されている
    サーバーで保管
    導入事例:大手電機メーカーA社様 設計図書の電子化

機械製造業
A社様

完成図書
製品の図面や仕様、
検査や点検の履歴に関する書類
(主にA4・A3サイズ)

約200,000ページ

  • 「図面」、「取扱説明」、「ソフトウェア仕様」など書類の種別ごとに
    1ファイルとするマルチページPDF
  • 「製造番号」単位のフォルダに、「書類の種別」単位のファイルを格納
  • フォルダ名には「製造番号」+「背ラベルのタイトル」を付与
    導入事例:機械製造業A社様 完成図書の電子化

電設業
A社様

設備の完成図書、保守工事報告書 他

約15万ページ
(50箱)

ハウスメーカー
A社様

住宅履歴資料

年間約1,000~
1,500棟分

建設会社
A社様

工事報告書類(A0、A1、A3、A4) 
図面および一般文書

約8万枚

対応可能な図面と業界の一例

図面の電子化は、業界を問わず「図面を活用するすべての現場」で効果を発揮します。
以下は、図面の電子化が特に有効とされる代表的な業界と図面の種類の一例です。
自社に似た業務があるか、どのような場面で活用できそうか、参考にご覧ください。

アイコン

製造業

設計・製造・品質・保守の情報連携に

  • 部品図
  • 組立図
  • 加工図
アイコン

建設業

施工管理・設計変更・図面共有に

  • 建築図

  • 構造図

  • 施工図

アイコン

プラント業

工事計画・保守点検・異常対応に

  • 配管計装図(P&ID)
  • 設備配置図
アイコン

電気・電子業

設計レビュー、保守作業、図面検索に

  • 回路図
  • 配線図
アイコン

土木・インフラ業

維持管理・点検・工事対応に

  • 橋梁図
  • 上下水道図
  • 道路図面
アイコン

施設管理業

修繕計画・保守履歴との連携に

  • 建物図面
  • 設備配置図

図面電子化の標準価格

図面の電子化にかかる費用は、サイズや枚数、仕上がりの形式によって異なります。

こちらでは、よくご依頼いただく仕様に基づいた標準的な価格の目安をご紹介します。

ご希望の内容に応じてお見積もりを作成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

資料形態\サイズ
A0サイズ
A1サイズ
A2サイズ
シート(モノクロ)

300円

200円

150円

シート(カラー)

500円

300円

200円

※スキャニング(画像検査含む)費用です。(税別)
※図面筒で保管されている図面や、ファイルにとじられている折られた図面は、処理費用が別途かかります。
※紙の劣化が著しいもの、紙質が固いものなどは、画質調整を個別に行うため別途料金になります。画質調整が必要かどうかは現物を確認させていただき、判断させていただきます。
※観音製本タイプをご希望のお客さまは、別途お見積もりをご提示いたします。
※別途、基本料(30,000円)がかかります。
※資料お預かり・ご返却時は別途デリバリ費用がかかります。


電子化の作業仕様

下記の仕様を想定した価格設定となっております。

解像度

400dpi

ファイル形式

PDF

ファイル名

連番

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図面電子化サービスは
このような課題を解決できます!

情報共有

情報共有・業務効率化

  • 図面が別の場所にあるので、自席で確認できない。

  • 社内外からの問い合わせに対して、図面の提供、コピーを送る手間も非常にかかる。

►電子化したPDFデータをサーバーで共有すれば、いつでもどこでも閲覧可能!各所への配付の手間がなくなります。

►過去の図面を引用することで類似設計が可能になるなど、二次利用で業務を効率化できます。

 

検索性

検索性・可読性

  • 社内外からの問い合わせに対して、膨大な書類から対象の図面を探し出すのに時間がかかる。
  • 大型図面は筒に入れられていたり、観音製本になっていたりして探しづらい。
  • 図面の文字が小さすぎて見えない。

►図面は電子化し検索しやすいファイル名にしておくことで探しやすくなります。

►管理台帳としてExcelや文書管理システムを活用すれば、さらに検索の効率性UP!管理もしやすくなります。

 ►見づらかった紙の図面は、PC上で拡大表示することで見やすくなります!

省スペース化・クリーンオフィス

  • 保管場所はすでにいっぱいで、執務スペースに仮置きしている状態が続いている。
  • 特に図面はかさばる。
 ►書類や図面は電子化後、外部倉庫で保管すれば、執務室内の保管スペースは不要になります!

 

劣化対策

  • トレーシングペーパーの図面なので出し入れを繰り返すことで劣化。図面の情報が読み取れなくなりそう。
 ►電子データを活用することで紙を使用せず、劣化や破損を抑制します。

紛失防止

  • キャビネットに図番順に保管していたが、戻し間違えが多々あり順序がバラバラで見つからない。紛失している可能性もある。
►書類や図面の原本そのものを使わないので、戻し忘れや紛失のリスクも抑制!

 

BCP対策

  • 技術文書や図面が原本しかない場合、災害などがあったら焼失・破損してしまうことが不安。
►電子データを別の拠点で保管し分散管理しておけば、万が一の災害でも安心です!

よくあるご質問

Q.

スキャニング可能な書類のサイズは?

A.

名刺サイズから、A0図面までが可能です。

Q.

製本されている文書を断裁(破壊)しないでスキャニングできますか?

A.

断裁(破壊)しないで可能です。カタログ、袋とじされた契約書など断裁禁止の文書は、手置きスキャナー(フラットベッドスキャナー)や、上方にカメラが付いているブック型スキャナーでスキャニングします。

Q.

観音製本の図面のスキャニングはできますか?

A.

見開いた状態での原稿サイズによりますがブックスキャナーで対応できます。

Q.

青焼き」のスキャニングはできますか?

A.

「青焼き」もスキャニング可能です。 ジェイ・アイ・エムでは、多種の図面用スキャナーを備えています。

Q.

最適な解像度はどれくらいですか?

A.

稟議書や報告書など一般的な社内文書(文字サイズが9pt)であれば200dpiで十分判読できます。

設計図面などの場合は、細かい線を表示させるために、400dpiをおすすめしています。

OCR処理を行う場合は300dpiを推奨しています。

保存するサーバーやディスクの容量に問題がなければ、300dpiをご提案しています。

スキャニング後の電子データの利用目的にもよりますので、スキャニング作業に入る前に、ご希望の解像度でサンプルを作成し、ご提示することも可能です。

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