竣工図書の電子化

紙の山を、電子化して検索できる資源へ。鉄道会社の竣工図書整理術!

導入前の課題

膨大な紙文書のから必要なものだけを取り出すのに時間がかかる

紙文書の増加により、保管スペースがひっ迫している

導入の決め手

価格の魅力に加えきめ細やかなサポートアドバイザリーサービスがあったこと

紙文書の引き取りからと電子化までを一括で対応できること

導入効果 紙文書の整理が短期間で完了し、保管スペースを削減できた

ご導入内容とお客さまの状況

お客様:鉄道会社A社様

対象文書:竣工図書(設計・施工・申請・契約など、工事に関する紙文書)*大型図面を含む

数量:約500箱

作業期間:1年強

 

 

導入前の課題

お客さまは、大規模工事に伴って発生した膨大な竣工図書を、現場の仮設事務所などに大量に保管していました。

鉄道工事は、計画立案から新設備での運行開始まで、多方面との協議や手続きを伴う複雑なプロセスで進められます。設計、工事発注、施工管理、検査・試験、最終的な受け渡しに至る各工程では、厳密な管理が求められ、安全性・品質・機能の確保のための多数の竣工図書が発生します。

これらの紙文書は、工事完了まで保持すべきものが多く、仮設事務所などに蓄積されていましたが、整理が追いつかず、積み上がったままの状態や空き箱に無造作に詰め込まれたものも見受けられました。施工計画書、申請書、報告書、大型図面、日々の作業記録など、業務上保存が必要な文書もあれば、複製され、竣工後は不要となる文書が混在していました。

このままの状態で倉庫に移送することは困難であり、適切な分類・整理を行わなければ、探し出す際に多大な時間と労力を要することが懸念されていました。

2本の線路


導入の決め手

導入の決め手は以下によるものです。

  •  価格の魅力に加え、きめ細やかなサポートやアドバイザリーサービスがあったこと

お客さまが当社の文書電子化サービスを導入された最大の決め手は、「価格」でした。業務の効率化を図るうえでコストパフォーマンスは非常に重要なポイントとなります。当社では、お客さまにご納得いただける価格設定はもちろん、単なる電子化サービスのご提案だけでなく、電子化後のデータ活用方法や最適なデータ形式についても丁寧にご相談を重ねてまいりました。営業活動の一環として、具体的なアドバイスやサポートを積極的にご提供した結果、ご安心いただけたものと考えております。

さらに、サービス内容を構築する過程では、電子化の作業に加え、紙文書の整理や分類などの付随作業にも丁寧に対応。これによりお客さまの業務効率が向上し、追加のご依頼もいただくことができました。価格だけでなく、柔軟できめ細やかな対応についても高い評価をいただいています。

 

 

作業の概要

以下の要件で実施しました。

電子化は工事中に並行して実施しました。

作業場所

当社平和島センター(東京都大田区)

引き取りのタイミング

5回に分けてお引き取り(当社社員による配送便)

電子化の仕様

  • 1冊ごとにマルチPDF
  • 200dpi
  • 原則として自動送り装置(ADF)によるスキャニング

*契約書など割印のある冊子については断裁を行わず(非破壊)表紙のみが対象

  • 同一内容のコピーが複数部、重ねられている場合は1部のみが対象

納品の仕様

  • 工事カテゴリ、案件名等でフォルダ分け
    (フォルダ名の設定には顧客提供リストを活用)
  • ファイルの背表紙がファイル名

納品方法

HDD (内部で正・副データを持つように構成)

電子化後の文書の取り扱い

廃棄または返却(一括)



導入効果

お客さまにあげていただいた導入効果です

  • 紙文書の整理が短期間で完了し、保管スペースを削減できた
    紙文書の搬出、仕分け、電子化といった作業を社内で行う必要がなくなり、業務負担を軽減できました。また、作業を通じて保管すべき文書が明確になり、電子化によって原本の保管が不要と判断した紙文書は廃棄できました。その結果、紙文書の量を減らすことができ、保管スペースの削減につながりました。さらに、管理すべき紙文書の量が減ったことで、在庫管理など保管業務の手間も大幅に軽減されました。

 

書類の保管状況を伺ってから、ご要望に沿ってお見積もりします。
サービスに関する質問などお気軽にお問い合わせください。
「どのように電子化を進めたらよいか」のご相談も承っております。

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書類の保管状況を伺ってから、ご要望に沿ってお見積もりします。
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