口座取引関連帳票マイクロフィルムの電子化

劣化が進むマイクロフィルムを電子化し、記録を守りながら問い合わせ対応を支援!

導入前の課題

劣化が進むマイクロフィルムの記録を、確実に保管し続けたい
マイクロフィルムリーダーを使った閲覧や保管場所への出し入れが、検索の負担になっている

導入の決め手

過去の電子化提案で検索課題を解決した実績が評価されたこと
厳重な管理体制と、お客さまに合わせた柔軟対応力が評価されたこと

導入効果

劣化による記録消失の懸念を抑え、情報の保存性を高められた
必要な帳票を探しやすくなり、問い合わせ対応がしやすくなった

ご導入内容とお客さまの状況

お客さま

大手銀行A社様

対象文書

口座取引関連帳票
マイクロフィルム(16mmロールフィルム、マイクロフィッシュ)

数 量

約7,000万コマ 

作業期間

長期にわたり段階的に実施(累計約4年半)

 

導入前の課題

お客さまは、顧客や役所からの問い合わせに対応するため、対象年代によっては、口座取引に関する帳票を記録したマイクロフィルムを参照していました。しかし、マイクロフィルムは経年劣化により、傷や破損が生じると記録が読めなくなるおそれがありました。重要な情報資産をいかに長期的に保存するかが課題となっていました。

加えて、これらのマイクロフィルムは、お客さまの社内規則により厳重な管理が求められており、取り扱いにも慎重さが求められていました。また、必要な情報を確認する際には、保管場所から対象のフィルムを取り出し、マイクロフィルムリーダーで閲覧した後、元の場所に戻す必要がありました。そのため、検索だけでなく、日々の運用にも手間がかかる点が課題でした。 

 

PC画面と電話応対する事務員女性

導入の経緯

こうした課題を受け、お客さまはマイクロフィルムの電子化を検討していました。一方で、対象となる資料は重要な情報資産であり、外部へ持ち出す場合には、授受時に数量確認を行う必要がありました。そのため、お客さまの建物内で作業を行うか、数量確認を行ったうえで外部へ持ち出すかなど、情報保全と実務負荷のバランスを踏まえた作業方法を検討する必要がありました。
また、保有するマイクロフィルムの数が非常に多かったことから、すべてを単純に電子化すると、予算が膨らむ懸念もありました。そこで、情報資産を保存するだけでなく、日々の検索業務にも活用できる運用方法をあわせて検討する必要がありました。

 

導入の決め手

導入の決め手は以下によるものです。

  • 過去の電子化提案で検索課題を解決した実績が評価されたこと
    お客さまは、過去の法改正をきっかけに資料検索件数が大幅に増加し、検索対応の効率化が課題となっていました。当時は、マイクロフィッシュ(シート状のマイクロフィルム)で資料を保管していましたが、検索に必要なマイクロフィルムリーダーの台数確保が難しく、増加する検索依頼への対応が困難な状況でした。
    そこで当社は、当時まだ一般的ではなかったマイクロフィッシュの電子化を提案し、複数のPCから検索できる仕組みを構築しました。この提案と対応実績が、当時の案件における導入の決め手となりました。
    今回の劣化対策としての電子化案件においても、こうした過去の実績や提案力が評価され、導入判断の一因となりました。
  • 厳重な管理体制と、お客さまに合わせた柔軟な対応力が評価されたこと
    当社は、過去の対応を通じて、重要な情報資産を適切に管理できる体制を構築し、厳重な管理が求められる資料でも安心して任せられるという信頼を得てきました。
    今回の電子化プロジェクトは、数年にわたり複数フェーズに分けて進められる案件であり、資料(マイクロフィッシュ)の受け渡し方法や数量確認、作業中の管理体制についても、お客さまの条件に応じて相談しながら進められる点が評価されました。
    さらに、お客さまの検索方法に合わせた検索キーで成果物画像を探せるツールを提供したことも、導入の決め手となりました。

 

当社は、豊富な文書管理ノウハウを活かし、お客さまのニーズに対応可能な柔軟なソリューションと、安心してご利用いただけるセキュリティ体制を整えております。詳細は、ぜひこちらをご覧ください。

 

作業の概要

以下の要件で実施しました。
あわせて、顧客番号、日付、マイクロフィルム番号などで検索できる自社開発の検索ツールもご提供しました。

*以下は、複数フェーズで進行したプロジェクトのうち、特定フェーズの作業概要です。
電子化仕様・納品方法などはフェーズにより異なります。 

作業場所  当社平和島センター(東京都大田区)
引き取りのタイミング 週次
*搬出入の際に対象フィルムの一覧と照合し、数量を確認したうえで運搬
電子化の仕様
  • 解像度 300dpi
  • 色調:モノクロ(ただし劣化がはげしいものはグレースケール)
 納品の仕様
  • 対象フィルムの一覧を活用して、帳票名、マイクロフィルム番号などで階層化
  •  PDF、CSVファイル(自社開発の検索ツールに登録可能な形式)
納品方法 HDD
*安全性を高めるためにデータを暗号化して格納
電子化後の原本の取り扱い 返却
 作業中の原本の取り寄せ 作業中にマイクロフィルムの閲覧が必要となった場合は、対象フィルムのPDFデータを優先的に作成し、セキュアな環境下で随時送信

  

導入効果

お客様にあげていただいた導入効果です。

  • 劣化による記録消失の懸念を抑え、情報の保存性を高められた
    マイクロフィルムで保管されていた情報を電子化したことで、劣化による記録消失の懸念を抑えることができました。 
  • 必要な帳票を探しやすくなり、問い合わせ対応がしやすくなった
    電子化した画像の検索ツールを導入したことで、従来使用してきた顧客番号や日付などを手掛かりに、必要な帳票をPC上で確認できるようになりました。
    従来は、該当するマイクロフィルムを保管場所から取り出し、マイクロフィルムリーダーで確認したうえで元に戻す必要がありましたが、導入後はその作業が不要になりました。
    その結果、必要な情報が探しやすくなり、顧客や役所からの問い合わせ対応の効率化にもつながりました。
書類の保管状況を伺ってから、ご要望に沿ってお見積もりします。
サービスに関する質問などお気軽にお問い合わせください。
「どのように電子化を進めたらよいか」のご相談も承っております。

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